BANI時代に必要な「プロレス思考」とは

なぜBBDFは「プロレス」を語るのか

· Greetings,Insights,Business

現代はしばしば BANI(Brittle / Anxious / Nonlinear / Incomprehensible) の時代と呼ばれます。

世界のあらゆるシステムは脆く、不安定で、非線形で、理解不能。

これまでのように、「過去の成功体験」や「ロジックの積み上げ」だけで未来を予測することは、ますます難しくなっています。

このような時代において、重要になるのが ナラティブ(物語) です。
企業も社会も、人も、意味づけによって未来を理解し、行動します。

では、そのナラティブはどこから生まれるのか。
1つの答えが、私が幼少期より憧れ続けて来た場所にありました。

――プロレスのリングです。

ロジカルシンキングの限界

20世紀のビジネスは、論理(ロジック)の時代でした。

分析、計画、最適化、管理。これらはもちろん重要です。
しかしBANI時代においては、ロジックだけでは説明できない出来事が急増しています。

市場は突然崩れ、
技術は指数関数的に進化し、
社会の価値観は急速に変化する。

こうした状況では、「正解を探す思考」よりも、「意味を編み出す思考」が重要になります。

ナラティブを生み出す力

ナラティブとは、単なるストーリーではありません。

出来事に意味を与え、人々の行動を方向づける 解釈の枠組みです。

同じ出来事でも、語り方によって未来の見え方は大きく変わります。
企業の戦略も、社会の議論も、本質的にはナラティブの競争です。

そしてプロレスは、そのナラティブを生み出す文化です。
そこには、BANI時代に必要なナラティブ生成の技術が凝縮されています。

混沌の時代に、「リングの知」を

こうした問題意識から、このたび以下の書籍を出版しました。

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テーマは、プロレスの哲学と、ナラティブ生成です。

BB Driving Forceでは、AI時代の経営や組織について多くの議論を続けています。
しかしどれほど技術が進化しても、最後に問われるのは 人間の意味づけ能力です。

世界が混沌としているとき、私たちは論理だけでは動けません。
そこには、物語(ナラティブ)が必要です。
そして、その物語を生み出すために必要なものとは。

――すべての答えは、リングにある。

そう言うと少し大げさに聞こえるかもしれません。

しかしBANI時代の思考を考えるとき、
リングの上の出来事は、意外な示唆を与えてくれるのです。

『プロレス思考 BANI時のナラティブを導く・リングの知』

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藤本英樹(BBDF)
人間×AI共進化ストラテジスト/HRアーキテクト