VUCAという言葉では捉えきれなくなった現代の混沌を、より的確に表現する概念として、未来学者ジャメイ・カシオ氏が提唱したのが「BANI」です。
とはいえ、BANIはVUCAの延長線上に構築されたフレームワークであり、BANIを正しく理解するためには、まずVUCAの土台を押さえておくことが不可欠です。
では、VUCAとは何でしょうか。「先の読めない時代」を象徴するキーワードとして、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったアクロニムであることは、広く知られています。
実はこのVUCA、もともとは軍事用語であり、アメリカ陸軍士官学校で導入されたのは今から約40年前のこと。今とは環境もスピード感もまったく異なる時代に生まれた概念です。そう考えると、それだけで、VUCAそのものに必然的にアップデートが必要だった、と言えるでしょう。
ここで思い出されるのが、70年以上前にアメリカの製造業の現場管理向けに導入されたMBO(Management By Objectives)制度です。多くの日本企業が、いまだにこの制度を惰性で守り続けている構造には、どこか既視感があります。当時とは何もかもが異なる現代、しかもサービス産業が中心となった職場環境において、果たしてMBOは本当に機能していると言えるのでしょうか。
過去を踏襲するのは楽ですが、それだけでは未来を築くことはできません。私たちは常に「今に合わせて更新する視点」を持つ必要があります。
VUCAも、リーダーシップのあり方も、そして制度そのものも──あらゆるものが、いまアップデートの時を迎えているのです。

※投影資料は変更となる場合があります。
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「この先どうなるのか、まったく読めない。」
多くのリーダーが抱えるこの感覚を体系化したのが「BANI」。
Brittle(脆弱な)
Anxious(不安な)
Nonlinear(非線形な)
Incomprehensible(理解不能な)
そして、この混沌を生き抜くための行動指針が「Positive BANI(BANI+)」。
Bendable(しなやかな)
Attentive(気配りのある)
Neuroflexible(神経の柔軟な)
Interconnected(相互接続の)
このふたつの新しいフレームワークを、ゼロから丁寧に解説。
これからのリーダーシップの本質を、くっきりと浮かび上がらせます。
BANI: VUCAの次に来る“BANI時代”を読み解く
―不確実性をチャンスに変える思考法―
2025年12月10日(水)19:00-20:30(オンライン開催)
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