いくら不確実で、そして絶望的に見える状況であっても、リーダーは立ち止まることなく行動しなければなりません。
いま、リーダーに求められているのは、次の2つの力です。
① 新たな現実のマッピング
当日は、BANIを中心とした 「シナリオ構築アプローチ」 を紹介します。
シナリオとは、起こりうる未来の結果と意味合いを明らかにするために設計された、“構造化された物語(structured narrative)”のこと。
「もし○○だったら、どうなるか?」
「もし○○だったとしたら、どうなっていただろうか?」
このような“仮想の問い”を扱うことで、複数の未来を安全に試すことができます。
つまりシナリオは、未来を予言するためのものではなく、「考えうる未来を広げ、行動への移行を容易にするための知的ツール」です。
1950年代に形式化され、80〜90年代に世界的なコンサルティング企業で普及したシナリオプランニング手法。本セミナーでは「BANIシナリオ」を作成する方法を解説します。
② 進路を描く
BANI/BANI+時代のリーダーとは、周囲で何が起こっているのかが“理解不能”に見える状況でも、意思決定を下せる人物のことです。
従来のリーダーシップ戦略は、安定した時代に生み出されたものです。そのため、BANIのように混乱が常態化した世界では、かえって判断を誤らせ、混乱を増幅させかねません。
そこで本セミナーでは、
- タフツ大学医学部精神科教授 / ハーバード医学部講師 ナシル・ガエミ博士
- ミシガン大学 外山健太郎教授
- 日本の俳優・文筆家・画家 リリー・フランキー氏
これらの知見をベースにしながら、BANI/BANI+時代に求められる「新しい適応型リーダーシップ」の要素を明らかにします。

※投影資料は変更となる場合があります。
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「この先どうなるのか、まったく読めない。」
多くのリーダーが抱えるこの感覚を体系化したのが「BANI」。
Brittle(脆弱な)
Anxious(不安な)
Nonlinear(非線形な)
Incomprehensible(理解不能な)
そして、この混沌を生き抜くための行動指針が「Positive BANI(BANI+)」。
Bendable(しなやかな)
Attentive(気配りのある)
Neuroflexible(神経の柔軟な)
Interconnected(相互接続の)
このふたつの新しいフレームワークを、ゼロから丁寧に解説。
これからのリーダーシップの本質を、くっきりと浮かび上がらせます。
BANI: VUCAの次に来る“BANI時代”を読み解く
―不確実性をチャンスに変える思考法―
2025年12月10日(水)19:00-20:30(オンライン開催)
受講予約受付中(下記ボタンより)!

