【12月10日開催】「BANI」セミナー 先行公開 その⑮

ナラティブを語る、とは?

· Greetings,Insights

私たちはいま、壊れやすく(Brittle)、不安で(Anxious)、非線形(Nonlinear)、そして理解不能(Incomprehensible)な、「BANI」の世界を生きています。

変化は予測を裏切り、複雑性は増し続け、 未来はもはや「計画して到達できる場所」ではなくなりました。

それでもリーダーは、組織を導き、意思決定を下し、人々に方向性を示さなければなりません。

理解できないものを、理解したフリをするのは危険です。 予測できない未来に、予測したフリで臨むこともできません。

では、何をもってリーダーシップを発揮すればいいのか。

その答えが、「ナラティブを語る」という行動です。

これまでの時代、リーダーには「明確なストーリー」が求められてきました。

  • こうすれば成功する
  • この道を行けば成長する
  • この計画に従えば未来は拓ける

しかし、混沌としたBANIの時代には、こうした直線的なストーリーは、あっけなく裏切られます。

そこで必要になるのが、 「ナラティブ」なのです。ナラティブとは、「何が起こったか」ではなく、 「それをどう解釈し、どんな意味を見出すか」を語る行為です。

この「ナラティブ」という言葉が、近年よく語られるようになったのは、 それがAIには持ちえない、人間だけが持つ力だからでしょう。

同じ状況でも、ある人は絶望を語り、別の人は希望を語ります。

同じトラブルでも、ある組織は萎縮し、別の組織は学びと捉え、進化のきっかけに変えます。

この違いを生むのが、リーダーの言葉と視座、つまり、ナラティブです。

「正しい答え」など存在しないBANIの時代に、 完成されたストーリーは、もはや必要ありません。

特に、理解不能な状況に直面したとき、 組織の拠り所となるのは、「リーダーのナラティブ」だけです。

「希望のナラティブ」を持つ者だけが、人を動かすことができる。

借り物の言葉を並べるのではなく、 自らの経験と痛みから、意味をつくり出す。

当日は、そのヒントをお伝えします。

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※投影資料は変更となる場合があります。

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「この先どうなるのか、まったく読めない。」

多くのリーダーが抱えるこの感覚を体系化したのが「BANI」。

Brittle(脆弱な)
Anxious(不安な)
Nonlinear(非線形な)
Incomprehensible(理解不能な)

そして、この混沌を生き抜くための行動指針が「Positive BANI(BANI+)」。

Bendable(しなやかな)
Attentive(気配りのある)
Neuroflexible(神経の柔軟な)
Interconnected(相互接続の)

このふたつの新しいフレームワークを、ゼロから丁寧に解説。

これからのリーダーシップの本質を、くっきりと浮かび上がらせます。

BANI: VUCAの次に来る“BANI時代”を読み解く
―不確実性をチャンスに変える思考法―

2025年12月10日(水)19:00-20:30(オンライン開催)

受講予約受付中(下記ボタンより)!