未来学者ジャメイ・カシオが提唱した新しい時代概念、BANI(Brittle、Anxious、Nonelinear、Incomprehensible)。
かつてのVUCA(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity)との最大の違いは、いったい何でしょうか?
約40年前、不安定な世界情勢を把握するためのフレームワークとして米軍が導入したVUCAは、その後長きにわたり、世界の変化を説明する有効なツールとして機能してきました。たとえば、「予測不能な攻撃」であった9.11テロは、Uncertainty+Ambiguityの象徴。複雑な金融商品やグローバル経済の連鎖が引き起こしたリーマン・ショックは、Complexity+Volatilityの典型例でした。
しかしVUCAは、あくまで「どのような変化が起きているのか」を分類・構造化して理解するためのツールにすぎず、それ以上でも以下でもありません。
つまり、VUCAに対するBANIの革新的な点は、BANIという新たな時代把握のツールに、Positive BANI(BANI+)という行動指針を組み込んだ点にあります。
40年も経てば、時代は変わる。VUCAに代わる「現代を表す」フレームとしてBANIが必要だったのは、より正確に“混沌という名の絶望”を把握するためしたすが、それだけではないという点こそが重要です。その絶望を希望へと転換するための考え方としてPositive BANI(BANI+)という行動指針が、新たに開発されたのです。
これは極めて画期的な試みであり、数多の「机上の空論」とは一線を画す、BANIの本質的な強みでもあります。

※投影資料は変更となる場合があります。
10月28日にアメリカで発表された、こPositive BANI(BANI+)。
12月10日のオンラインセミナーは、それを日本国内で初めて体系的に学ぶ機会を提供します。
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「この先どうなるのか、まったく読めない。」
多くのリーダーが抱えるこの感覚を体系化したのが「BANI」。
Brittle(脆弱な)
Anxious(不安な)
Nonlinear(非線形な)
Incomprehensible(理解不能な)
そして、この混沌を生き抜くための行動指針が「Positive BANI(BANI+)」。
Bendable(しなやかな)
Attentive(気配りのある)
Neuroflexible(神経の柔軟な)
Interconnected(相互接続の)
このふたつの新しいフレームワークを、ゼロから丁寧に解説。
これからのリーダーシップの本質を、くっきりと浮かび上がらせます。
BANI: VUCAの次に来る“BANI時代”を読み解く
―不確実性をチャンスに変える思考法―
2025年12月10日(水)19:00-20:30(オンライン開催)
受講予約受付中(下記ボタンより)!

