【12月10日開催】「BANI」セミナー 先行公開 その⑬

日本企業こそ意識すべき「BANIフレームワーク」

· Greetings,Insights

2018年、アメリカの未来学者ジャメイ・カシオが提唱し、2020年にMedium上の論考『Facing the Age of Chaos』で発表された新たな時代概念──BANI(Brittle, Anxious, Nonlinear, Incomprehensible)

その発展形として、カシオは2023年10月28日発表の新刊『Navigating the Age of Chaos』において、リーダーの行動指針となる「BANI+(Positive BANI)」を提示し、世界中で大きな注目を集めています。

…しかし日本では、一部の新しもの好きがネット上で話題にする程度にとどまり、その本質的な理解には至っていないのが現状です。

実は、ここにこそ日本企業が世界から取り残されつつある根本的な理由が潜んでいるのではないでしょうか。

近年、日本企業の成長ポテンシャルの低下は、もはや「没落」と呼んでも差し支えない水準に達しています。

  • 時間当たり労働生産性はOECD加盟38カ国中29位。2000年時点ではアメリカの約70%の水準を維持していたものの、現在では60%を下回るまでに低下。
  • グローバル・イノベーション指数(GII)は13位。かつての「イノベーション先進国」としての面影は薄れ、新興国の台頭に押されつつあります。
  • 世界時価総額ランキングでは、36年前にトップ50社中32社を日本企業が占めていたのに対し、現在トップ50に残っているのはトヨタ(49位)のみ。存在感は大きく後退しています。

そろそろ、私たち日本人は本気で問い直すべき時です。「このままで良いのか?」

──良いわけがありません。そして、もはや小手先の対処療法で乗り切れる段階でもありません。

根本からパラダイムをシフトする必要があるのです。

その転換のきっかけとなるのが、BANIという厳しい現実の直視と、絶望を希望に変える「BANI+(Positive BANI)」の実践に他なりません。

Section image

※投影資料は変更となる場合があります。

――――――――――――――――――――――――

「この先どうなるのか、まったく読めない。」

多くのリーダーが抱えるこの感覚を体系化したのが「BANI」。

Brittle(脆弱な)
Anxious(不安な)
Nonlinear(非線形な)
Incomprehensible(理解不能な)

そして、この混沌を生き抜くための行動指針が「Positive BANI(BANI+)」。

Bendable(しなやかな)
Attentive(気配りのある)
Neuroflexible(神経の柔軟な)
Interconnected(相互接続の)

このふたつの新しいフレームワークを、ゼロから丁寧に解説。
これからのリーダーシップの本質を、くっきりと浮かび上がらせます。

BANI: VUCAの次に来る“BANI時代”を読み解く
―不確実性をチャンスに変える思考法―

2025年12月10日(水)19:00-20:30(オンライン開催)

受講予約受付中(下記ボタンより)!