近年よく耳にするようになった「レジリエンス(Resilience)」。
BANI提唱者ジャメイ・カシオ氏が、BANIの時代を生き抜くために欠かせない要素のひとつとして挙げる概念です。
Positive BANI(BANI+)における Bendable(しなやかな) を理解するための鍵となるのが、Resilient Clarity(回復力ある明確さ)。
これからのリーダーに求められるのは、“打たれても倒れない強さ”ではなく、“倒れても立ち上がるしなやかさ”。そして、そのしなやかさに方向性を与える明確な目的(Clarity)です。
目的が明確であれば、組織も個人も迷うことなく変化を乗り越えていくことができます。
たとえば航空機の飛行。
目的地は極めて明確(「羽田空港第1ターミナル」など)ですが、その到達までの航路は、天候などの外部環境に合わせて常に調整されています。
方向性が明確であれば、柔軟性はむしろ強さになる。
重要なのは、
進むべき方向(コミットする意図)は明確にする
しかし、そこへ至る手段は柔軟に保つ
この二つの両立です。
混沌の時代に生き残るのは、“強い組織”ではなく、状況に適応し続けられる組織です。しなやかな組織は、外部からの脅威を「変革への呼びかけ」と捉え、成長の機会へと変えていきます。
本セクションでは、企業・組織・個人それぞれの事例を通じて、このレジリエンスの本質を深く掘り下げていきます。

※投影資料は変更となる場合があります。
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「この先どうなるのか、まったく読めない。」
多くのリーダーが抱えるこの感覚を体系化したのが「BANI」。
Brittle(脆弱な)
Anxious(不安な)
Nonlinear(非線形な)
Incomprehensible(理解不能な)
そして、この混沌を生き抜くための行動指針が「Positive BANI(BANI+)」。
Bendable(しなやかな)
Attentive(気配りのある)
Neuroflexible(神経の柔軟な)
Interconnected(相互接続の)
このふたつの新しいフレームワークを、ゼロから丁寧に解説。
これからのリーダーシップの本質を、くっきりと浮かび上がらせます。
BANI: VUCAの次に来る“BANI時代”を読み解く
―不確実性をチャンスに変える思考法―
2025年12月10日(水)19:00-20:30(オンライン開催)
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