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「問いに答える力」は、AIにほぼ任せることができる時代となりました。これからの人間に求められるのは、「問いを立てる力」を磨くことです。
この「問いを立てる力」の重要性は、生成AIに具体的な指示を与える「プロンプト」作成時にこそ、強く実感するのではないでしょうか。生成AIを最大限に活用するための鍵の半分は、「適切な問いの立て方」にあります。
私自身、これまで我流でプロンプトのブラッシュアップを試みてきましたが、その精度確認も兼ねて、Googleが開発したプロンプト設計の学習コースを(隙間時間を見つけては)受講してみました(参照リンク)。日本語版はまだローンチされていないため、英語(GoogleのAI専門家による動画ベース)の理解に苦労する場面もありましたが、本日、無事に認定証を取得することができました。

結論から言うと、これまで感覚的に行っていたプロンプト作成を、理論的に整理し直すことができ、非常に有意義な内容でした。
コースの構成
このコースは大きく4つのモジュールで構成されていました。
- プロンプト作成の基礎
- 業務への応用
- データ分析とプレゼン準備
- AIを創造的・専門的なパートナーにする方法
学びと実感
以下の点で、大きく役立つ内容でした。
概念の整理
- 5ステップ・フレームワークによる体系的理解
- Few-shot promptingやMultimodal promptingの実践
- ABI(Always Be Iterating)=「常に試行錯誤せよ」
- HITL(Human-in-the-Loop)=人間が介在する重要性の認識
実務への応用
- プロンプト設計による業務効率化
- 会議メモ要約やデータ分析のスピード向上
- AIとの共同作業による戦略策定支援
- AIエージェント構築による自動化の拡張
高度な活用
- データ分析におけるCoT(Chain of Thought)やCoD(Chain of Density)の活用
- プレゼン準備支援(スピーカーノート作成・構造化)
- Prompt Chainingによる長期プロジェクト管理
- Meta-Promptingを活用したプロンプト最適化
戦略的な使い方
- Temperature、Top-k、Top-pなどパラメータ調整による出力制御
- AIエージェントの活用範囲拡大
- 人間とAIの共創による新しいインサイト獲得
- プロンプトは「art」であり「science」
このコースを通じて、プロンプト設計はアート(創造性)であり、サイエンス(再現性)でもあることを改めて実感しました。
AIとの共創時代へ
いかに優れたアイデアマンであっても、人間は常にバイアスや思い込みを抱えてしまうものです。その限界を突破するパートナーとして、生成AIの存在(ラテラルシンキングによるアイデアの取得など)は極めて心強いものとなります。
そして、適切なプロンプティングこそが、望むアウトプットを最短距離で得るための武器です。かつてはプログラミング言語を学ぶ必要があった高度なAI操作も、いまや私たちの日常語である「日本語」で実現できる時代になりました(参照リンク)。
これは、間違いなく我々にとっての大きなチャンスです。
これからもAIと共に、より豊かで創造的な未来を築いていきたいと考えています。
BBDF 藤本